ハングルの子音は、基本子音14個と、同じ文字を2つ重ねた濃音5個の、あわせて19個です。日本語にない区別は「息の出し方」です。ここを押さえると、聞き取りがぐっと楽になります。
基本子音は14個です。辞書では次の順番に並んでいます。名前は、文字を呼ぶときの言い方です。
| 文字 | 名前 | 音の目安 | 種類 |
|---|---|---|---|
| ㄱ | 기역 | カ行(語中ではガ行に近い) | 平音 |
| ㄴ | 니은 | ナ行 | 鼻音 |
| ㄷ | 디귿 | タ行(語中ではダ行に近い) | 平音 |
| ㄹ | 리을 | ラ行 | 流音 |
| ㅁ | 미음 | マ行 | 鼻音 |
| ㅂ | 비읍 | パ行(語中ではバ行に近い) | 平音 |
| ㅅ | 시옷 | サ行 | 平音 |
| ㅇ | 이응 | 無音(パッチムでは ng) | 鼻音 |
| ㅈ | 지읒 | チャ行(語中ではジャ行に近い) | 平音 |
| ㅊ | 치읓 | チャ行(息を強く出す) | 激音 |
| ㅋ | 키읔 | カ行(息を強く出す) | 激音 |
| ㅌ | 티읕 | タ行(息を強く出す) | 激音 |
| ㅍ | 피읖 | パ行(息を強く出す) | 激音 |
| ㅎ | 히읗 | ハ行 | 激音の仲間とされることが多い |
平音・鼻音・流音が入ったフレーズ
激音は、息を強く吐き出して発音する音です。口の前にティッシュを垂らして言うと、大きく揺れるのが激音です。
ㅋ ㅌ ㅍ ㅊ は、平音の ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ に線を足した形です。形が似ている平音とペアで覚えると整理しやすくなります。ㅎ も息をたくさん出す音なので、激音の仲間として一緒に覚える教材が多くあります。
| 平音 | 激音 | 激音の音の目安 |
|---|---|---|
| ㄱ | ㅋ | カ行(息を強く) |
| ㄷ | ㅌ | タ行(息を強く) |
| ㅂ | ㅍ | パ行(息を強く) |
| ㅈ | ㅊ | チャ行(息を強く) |
| ― | ㅎ | ハ行 |
激音は、単語の途中に来ても濁りません。ここが平音との大きな違いです。
激音が入ったフレーズ
濃音は、平音を2つ重ねた形の文字です。息をほとんど出さず、のどに力を入れて短く強く出します。
日本語の小さい「ッ」の直後の音に近い感覚です。「やっぱり」の「ぱ」や、「いった」の「た」を言うときの、のどが詰まる感じを思い出してください。
| 文字 | 名前 | 音の目安 |
|---|---|---|
| ㄲ | 쌍기역 | ッカ行(息を出さない) |
| ㄸ | 쌍디귿 | ッタ行(息を出さない) |
| ㅃ | 쌍비읍 | ッパ行(息を出さない) |
| ㅆ | 쌍시옷 | ッサ行(息を出さない) |
| ㅉ | 쌍지읒 | ッチャ行(息を出さない) |
濃音も激音と同じく、単語の途中で濁ることはありません。
濃音が入ったフレーズ
韓国語では、同じ口の位置で出す音が3種類に分かれます。違いは息の出し方です。日本語では区別しないので、最初は聞き分けにくくて当然です。
| 種類 | 息の出し方 | 例 |
|---|---|---|
| 平音 | 軽く息が出る | 자다(寝る) |
| 激音 | 息を強く吐き出す | 차다(冷たい) |
| 濃音 | 息をほとんど出さず、のどに力を入れる | 짜다(しょっぱい) |
同じ ㅈ の仲間でも、息の出し方が変わるだけで意味が変わります。ティッシュを口の前に垂らして、揺れ方の違いを確かめながら練習すると効果的です。
最初から完璧に言い分ける必要はありません。まずは激音をしっかり息を出して言うこと、濃音を「ッ」を付ける気持ちで言うことから始めてください。平音は、その中間の力の抜けた音です。
平音の ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ は、単語の最初では濁らない音(k t p ch)です。ところが、母音の後や ㄴ ㅁ ㅇ ㄹ の後では、濁った音(g d b j)に聞こえます。
| 単語 | 発音 | 聞こえ方 |
|---|---|---|
| 고기(肉) | [고기] | 1文字目の ㄱ は k、2文字目の ㄱ は g に近い |
| 바다(海) | [바다] | ㅂ は p、ㄷ は d に近い |
文字は同じでも、位置で音が変わるわけです。ㅅ はこの変化が起きず、語中でも濁りません。激音と濃音も濁りません。
語頭と語中で音が変わるフレーズ
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